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~あらすじ~

 

幻鍵音異変から一年。

 

外の世界から流れ着いた鍵盤は、今や娯楽として幻想郷の者達に親しまれるようになった。

 

…はずだった。

 

しかし、それを悪に働こうとする者が居た。

 

お尋ね者の天邪鬼、鬼人正邪である。

 

月の異変からしばらくして幻想郷が一時の平穏を迎えていた今、彼女にとっては絶好のチャンスだった。

 

「巫女どももこの間の異変で疲弊しているだろう……都合がいい。頃合いを見てひと暴れしてやるか」

 

――一方で、その手の内を知る者がひとり。

 

正体不明の妖怪、封獣ぬえである。

 

彼女は、正邪に私と協力しないか、と提案を持ちかけた。

 

「お前も物好きな奴だ。……まあ、私は私の好きなようにやるからな。邪魔だけはするなよ」

 

「話が分かるねえ、お尋ね者さん。それじゃあ、邪魔にならない程度に協力させてもらうね」

 

 

 

 

想定外の出来事に、幻想郷に再び"混沌"が訪れる…

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